2025/03/31 13:21
ジュエリーで扱うことの多いK18(18金)やK10(10金)の金属は、どのような違いがあるのかなど少しでもお伝えできればと思います。
皆様のイメージのどこか片隅にあると思うのですが、棒状の金の塊がこちらで表しているK24(24金)になります。

装飾品などで使用する際にはとても柔らかく変形しやすいため、他の金属を加えることにより硬度を強くしています。
K18の場合ですと
金(Au)75%、銀(Ag)12.5%、銅(Cu)12.5%の金属を混ぜることにより、一般的なイエローゴールドの素材になります。
銀を少なくして銅の比率が多くなるとピンクゴールド、銅の代わりにパラジウム(Pd)を加えるとホワイトゴールドなどへ。
金の量が多くなるにつれて価格が高くなることと黄色味もはっきりとしてきますが、現在は金の量が下がることにより価格もリーズナブルになるK10の素材が人気を高めています。
色味も日本人の肌に馴染みやすい優しいゴールドカラーなのと、耐久性に優れ変色も起こりにくいのでとてもお勧めです。
いとうざいくを開業した5年程前と今を比べると、金の価格が倍以上になっているので、それだけ価値があるとも言えますが、その反面、皆様へお届けするジュエリーの価格も相場に伴い高くなってしまうので、つくり手としてはとても心苦しいですが、少しでも素材についてご理解をいただけますと幸いです。